美肌メイクは、「粉の配置」が魔法の鍵!

美肌メイクは、「粉の配置」が魔法の鍵!

「これを使ったら他は使えない!」とコスメ好きの間で密かに高い評価を得ているのが、コスメデコルテのパウダーファンデーションやルースパウダー。きっと何か特別な魔法でもかかっているのでは?そのヒミツを知る研究者にお話をうかがいました。

「魔法?」いいえ、大切にしている
3つのヒミツがあるのです。

長年ベースメイクの製品開発に携わっている富田由利子さんにお話をうかがったところ、「魔法?そんなものはないですよ」と即答。しかし、魅力ある商品にする為に、大切にしているコトがあるらしいのです。そのひとつとは、意外なことに研究者の「肌感覚」なんだとか。

「粉の魔術師? いやいや、今でも粉に惑わされて…」と謙虚に微笑む富田さん

富田さん:「入社当時から粉を数多く触って自分の肌で試してきたので、触っただけで何ミクロンの粉で、粒の大きさのばらつきがあるかどうかまで分かるようになりました」

研究者は、あくまでも分析機器のデータしか信用しないというイメージですが、これは、富田さんの特殊な才能によるものなのでしょうか?

富田さん:「先輩方の指導の賜物ですね。『化粧品の研究をしていると技術的なことと数値だけが気になるようになってしまうけれど、肌につけるものなんだから、とにかく触れ』と。こんなふうに感覚的なものを研究者が大事にするのがコーセー研究者のDNAだと思っています」

ヒミツのふたつめは、最適な「製法」を選択すること。その粉の特徴を際立たせるか、均質化させるか。配合の比率やタイミング、粉体のコーティングの選択など、粉の特性ひとつひとつを熟知し、目的とする商品を作り上げていくための重要なプロセスなのだそうです。

意外なことに、同じ成分でも水に濡らして乾かしたものと、油にひたして乾かしたものとでは、見た目も品質も違うので、組み合わせは無限にあるとか。

そして3つめは、肌にのった状態をイメージして、実際の状態を確かめること。肌に直接使って初めて品質が評価されますが、感覚と理屈が一致しないことも多いとか。そんな時は、顕微鏡で肌上のミクロの世界を観察。「百聞は一見に如かず」なのです。粉には様々な形状と大きさがあって、微細な凹凸があり、一方、肌も微細な凸凹がまちまち。どんな肌にも軽くふわっとパウダーをのせた時に「自然に均一に見えて融け込むようにつく」ように仕上げることが一番難しいそうです。

富田さん:「肌の上で粉の配置をイメージすることが大切です。例えば、ツヤを出す粉体は厚みがある小さな塊がほどけて肌の平らなところに薄く平らに並び、光を拡散する粉は凹凸のあるところで目立たなくさせるように、など…。適材適所は実は非常に難しく思い通りが最善とも限りません。「均一に見える」と「均一に肌に並べる」は全く違うんです。」

その難しい粉を自由自在に操り、理想の配合を見つけ出すために日々苦心しているのが富田さん。コンパクトに入ったお粉でありながら、肌に溶け込むような使用感とつやでお粉好きに絶賛されている「マルセル・ワンダース コレクション」のルースパウダーも富田さんの“作品”なのです。

マルセル・ワンダース コレクションをはじめとする、富田さんのかかわったベースメイクアイテムたち

この製品の成型方法にも驚きの技術が潜んでいるとか。

富田さん:「コンパクトに充填する際には、美容成分の入ったお水で粉を溶かして、プレスしたあとに12時間かけてゆっくり乾燥させるんです。つくりたてはサラッとしてるんですが、それをさらに2週間ほど寝かせて熟成させてようやく完成するんですよ。寝かせたあとのものは、保湿成分が粉に浸透して表面を覆って、粉が均一に肌に付いてしっとり感とつやがでるんです」

商品を何週間寝かせるといいかまで、試行錯誤を繰り返したとか。コスメも熟成すると品質がよくなるなんて驚きですね。

最新のおすすめ商品は、
真珠艶がポイントです

富田さん最新のおすすめ商品は8月に新発売された「AQMW エレガントグロウパウダー ファンデーション」

富田さん:「よく理想の肌=真珠艶、と言われますが、このファンデーションは天然の真珠の構造に着目し、それを目指したものなんです」

そもそも真珠は、核の周りに半透明の薄い皮膜がいくえにも積み重なってできている宝石。層が重なっているからゆらいでいるような光を放つのです。それを肌の上で再現するためには、このファンデーションでも、粉が層になって肌にのることが必要でした。

富田さん:「『よく真珠由来の素材を配合しました。』という商品は世の中にありますが、ファンデーションの膜自体を真珠構造にするという発想は、他にない独自技術によるものです。層状に粉を肌の表面に並べるのは、非常に難しいのですが、粉のひとつひとつが層を成すように製法を工夫し、粉体自体にも上品なつやが出る新規素材を使い、様々なつや素材が上品な光を放ち、天然真珠の様な光のゆらぎが実現しました。実際本当に層構造になっているのですよ。専用の下地を使うと、さらにしっかりとそのつやが保てます。付けてから時間が経つとより上品なつやが浮き出るようなファンデーションなんですよ」

熟成に真珠艶。名品と謳われるコスメデコルテのファンデーションには、たくさんの工夫がつまっていたんですね。

お話をうかがった方:富田由利子さん/1991年コーセー入社。以来、研究所でベースメイク製品開発に携わる。今までに手がけたフェイスパウダーは10品以上。

AQ MW エレガントグロウ パウダーファンデーション
溶けこむような感触の薄膜ヴェールが、しなやかに密着。解き明かした天然真珠の艶で、気になる部分を瞬時にカバーするパウダーファンデーション。

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