肌にはハリ・弾力を 蘇らせる秘密のスイッチがある

肌にはハリ・弾力を 蘇らせる秘密のスイッチがある

いつまでも美しい肌でありたい、というのは女性の夢。その後押しをしてくれるのが、エイジングケアをしてくれるコスメたち。コスメデコルテのエイジングケアライン「セルジェニー」の開発者であるコーセー研究所 開発研究室の平 昌宏さんが、その取り組みを解説します。

肌が“老化”する理由

平さん:「老化には2種類あるんですよ。ひとつは年齢を重ねることによる自然老化。もうひとつは紫外線や酸化ストレス、タバコなど、環境要因によって起こる老化です。実は老化における環境要因の大きさは無視できません。遺伝的に同じである一卵性双生児の加齢変化を調査した研究によると、2人は遺伝的には同じであるにも関わらず、片方だけがシワが多く老けて見えるというケースが報告されています。これは今までの2人の過ごし方の差が環境要因として肌の老化度合いに影響を与えているからだと考えられています」

つまり環境要因の影響を小さくするような生活習慣や化粧品でのお手入れによって老化防止が期待できるということなんだそう。

平さん:「老化の具体的な原因のひとつ『活性酸素』をご存知ですか? 活性酸素は、細胞がエネルギーを産生するときに発生する他、紫外線を浴びた肌内でも発生していて、増えすぎると老化につながってしまうのです。鉄のくぎをそのままほっておくと、鉄がサビてボロボロになりますよね。あれは鉄が酸素と反応することでおこるのですが、同じようなことが肌でも起こっているとイメージしてみてください」

抗酸化酵素を制御する細胞内スイッチについて図示したもの

肌がサビるのを防ぐには、抗酸化力の高い食べ物を食べる、紫外線を浴びすぎないようにするなどがあります。化粧品では、ビタミンC、ビタミンEなどを使って活性酸素を消去する方法が一般的です。平さんはその先のアプローチを目指しました。

平さん:「肌の細胞は多種の抗酸化酵素をつくりだし活性酸素に対抗しているのですが、細胞の仕組みが解き明かされるにつれて、そのおおもとを制御するスイッチがあることがわかってきました。そのスイッチをONにすることで、細胞自身の力でサビにくい肌に変えていくという新しいアプローチを研究しています」

何度やっても効果が見えた、
信頼できる成分を使っています

平さん:「化粧品の新しい成分を開発するときには、漢方やハーブ、アーユルヴェーダなど古くから伝承薬として使われてきた成分に着目することも多いんです。例えば、肝臓の機能を高めて二日酔いに効くことが伝統的に知られている植物があったとしますよね。実は肝臓と肌には、どちらも老化の原因にもなる『活性酸素』が発生しやすいという共通点があるんです。そうすると、この植物は肌の老化防止にも応用できるのではないかと予想し、そこが研究のスタートになったりします」

ただし、伝承薬としてはよく知られている成分でも、安全・安心な化粧品の原料として使える品質に持っていくまで10年以上の歳月がかかることもあると言います。

平さん:「何度実験を繰り返してもきちんと効果をだしてくれる、そんな信頼できる成分に巡り合えた時には、たとえ開発のハードルが高くてもやっていて楽しいですね。この成分を世に出すまでがんばろうというモチベーションが湧いてきます。私たちの研究が、ハリや弾力のある若々しい肌を保ちたいというお客様の思いをかなえることができればとても嬉しいですね」

「コスメの力で心も前向きに」がモチベーションになっていると語る、笑顔の平さん

もともと研究者の道を志した時から「肌の状態が変化することで、その人の気持ちが前向きになる、そういうところに貢献できたら」と考えていた平さん。アンチエイジング研究開発の仕事はまさにストライク! やりがいにつながっているそうです。

お話を伺った方:平 昌宏さん/2004年コーセー入社。スキンケア、ポイントメイク製剤化研究を経たのち、「薬剤開発」担当に。化粧品に配合する成分の効能効果を研究する日々。

セルジェニー
分子生物学に基づいたコスメデコルテ長年の研究成果を集結。時を越えて輝き続ける肌のために皮膚の恒常性維持機能に注目、独自のメカニズムでピンとしたハリ、しなやかな柔らかさ、みなぎる潤い、すべてを兼ね備えた肌へ導くエイジングケアラインです。

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